木造建築の新しいかたち(その75)木質構造に関する住育の取り組み
岐阜産業会館にて開催されたクラシドひろばに出展しました。強い柱選手権、通称「アカデミーカップ」を開催致しました。オリジナルの強い柱を作って、その柱に載る重量を競うものです。
ルールは3つ。①A4用紙1枚のみを利用する。②柱の高さはA4短辺方向の長さより低くなっていけない。③紙と紙の接着にのみセロテープを利用してもよい。
木造建築でも、建築基準法というルールを遵守しながら、規格材を利用して求められている性能を確保します。設計、施工、技術者の技術力や利用者の使い方などで、同じ材料を用いて木造建築を建設しても異なった性能になりますが、常に合格点以上の性能を確保するのがプロの仕事です。
強い柱選手権では、紙1枚と3つのルールがすべてですが、木造建築の実務にも相通じるところがあります。そんなところに気づくきっかけになるといいと考えています。
2~3分程度で柱をつくる方もいらっしゃれば、1時間ぐらいかけて柱をつくる方もいらっしゃいました。
このアカデミーカップおよび、アカデミーブースにお立ち寄り頂いた方々は75名いらっしゃいました。有り難うございました。
准教授 小原 勝彦