【手計算で挑戦!】 木造の許容応力度計算
木造建築の新しいかたち(その196)木質構造に関する住育の取り組み
実務者のスキルアップをする住育:専門技術者研修「木造建築の許容応力度計算演習」を開催しました。この一連の研修は全5回となっていて、モデルプランに基づいて構造計算をひととおり実施する研修となっています。
第5回は『地盤と基礎の計算』、『地盤の許容応力度の算定と基礎形式の選定』、『接地圧の検定』、『基礎梁の長期および短期の曲げとせん断に対する検定』、『軒、けらばの負の風圧に対する垂木断面および垂木-軒桁接合部の検定』、『屋根葺き材等の検討』、『屋根葺き材に作用する風圧力の計算』、『屋根葺き材の許容引き上げ荷重の計算』について研修しました。基礎や屋根材等のモデル化の概要説明を行い、ひととおり手計算で演習しました。
皆さん一生懸命に演習を行っていました。
この研修をきっかけにして、参加者の皆様には建築実務で木造建築の構造性能をさらに高めていくことを実践していただきたいと思います。
教授 小原 勝彦