想いを残す 動画で伝える(みどりのアトリエ建築日誌12)
みどりの アトリエ 「アイデア が生まれる空間」(2020年度 自力建設)
2008年竣工の自力建設の「ほたるの川床」の改修と、1人で籠って作業ができる個室を兼ね備えた複合施設。
改修した広間では、アイデアを生む場所を選べるような空間構成となっている。
対話がしやすい有機的な形のテーブルや、外の景色を見ながらリラックスするためのソファ、アイデアの共有をするためのホワイトボードやモニターが設置してある。
また、増築部の個室は1畳ほどの空間で、窓からの景色を極力減らし集中して作業ができる空間となっている。エアコンとインターネット設備も整っている。
「みどりのアトリエ」は、筆者自身のアカデミー生活をかけて作った自力建設です。その想いを残したいと、「みどりのアトリエ」ルームツアーとして動画を撮りました。
これまでの自力建設では、写真や文章として想いは残っていたとしても、動画では残ってはいませんでした。そのため、今回は動画を残しておこうと思いました。
動画で残すことによって、棟梁の想いや、建築物に親近感を感じでもらうことができるのではないかと思っています。
動画の中では、どんなふうに使ってほしいのか、どういう考えで設計したのかを棟梁自ら、紹介しています。
動画を見てもらい、使ってみたいな、実際使ったよ、となってくれれば、私の自力冥利に尽きます。
みどりのアトリエのホームページもありますので、そちらで今までの活動記録もまとまっています。
(https://www.forest.ac.jp/facilities/self/midori-archi/)
学生のための「アイデア」を考えるための空間として設計、施工しました。是非、利用してほしいと思っています。
木造建築専攻 2年生 杉山 優真