ジビエレストラン「里山きさら」の解体施設見学
自力建設2017「里山獣肉学舎」では、今月からいよいよ工事が始まります。
実は自力建設チーム、獣肉解体の現場を見たことがありません。
シカを吊るす高さはどのくらいが適切なのか、臭いはどのくらいするのか、汚れはどのくらい飛ぶのか、等々、現場を知らないままの計画は、不安が残ります。
そこで実際に稼動している施設を参考にして、使い勝手のいい「里山獣肉学舎」にすべく、揖斐川町にある「シャルキュトリー・レストラン 里山きさら」さんの獣肉解体施設を見学しに行ました。
里山きさらさんは、シカやイノシシを自社の解体場で精肉をし、50メートルほど離れたレストランで調理し、料理を提供しています。年間で約500頭の解体実績があるそうです。
そしてこの日はラッキーなことに、朝に罠にかかったシカを手に入れることができたとのことで、実際の解体作業を見ることができました。
スタッフの方の手際のよい手つきにより、30分ほどで腹抜きまでがあっと言う間に終わりました。みんな食い入るように見学しました。シカの吊り下げ方、水栓の位置など参考になることが色々ありました。
もちろん解体見学のあとは、レストランに寄ってジビエ料理をいただきました。
ジビエ料理は初めて食べましたが、臭みはなく、肉の味がしっかりとあり、とても美味しかったです。獣肉がこんなに美味しいのなら活用しない手はありませんね。
今回の見学を踏まえて、計画の修正をして工事にのぞみます。
Cr科 木造建築専攻:大上 優里恵