パッシブデザイン設計法(全6回)スタート
専門技術者研修「パッシブデザイン設計法」が始まりまりました。
この講座では、地域の特徴をつかみ、活かすことで、エネルギー消費を抑えながら、心地よく健康な住まいをつくる手法を10のステップで解説し、演習を行います。これからの住まいに必要な温熱、省エネ設計技術を鍛える実践セミナーです。
7月から12月まで毎月一回、全6回にわたって、朝10時~夕方4時半までの約6時間、じっくり学びます。
初回は、私の方から、全体像をつかんでいただくために、設計事例をもとに10のステップで検討したいことをまとめました。
その後、ステップ1~5の具体的な進め方を実際に行ったりして、内容をつかんでいきます。
最後は、与条件整理を終えてから、計画をひねり出す段階です。ここでは、受講生の皆さんに、17分の制限時間で、計画を考えていただきました。
グループ内で、計画案の説明を行いました。車の止め方一つ、リビングの考え方でもそれぞれの個性が出て、多種多様な計画になっています。
グループの代表者から全体にもプレゼンをしていただきました。
さすがに、特徴ある計画がいろいろ出てきて、今後の設計に使える考え方のヒントを得られたのではないでしょうか。
次回は、1カ月後。一日かけて、断熱性能を読み解いていきます。
准教授 辻 充孝