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2021年09月10日(金)

エネルギーの自給自足!家庭用の薪ボイラーを見に行きました!

クリエーター科林業専攻の「木質バイオマス資源の利用」です。

 

薪ボイラーの販売を手掛ける「(株)森の仲間たち」の森先生を非常勤講師としてお招きしています。木質バイオマス資源の可能性について、見学や講義を含めて学んでいます。

 

見学は上石津に行き、地域での木質バイオマスの利用について考えました。

上石津地域の木の駅プロジェクトの土場です。地域の方がここに材を集めてくると、地域通貨に交換してくれます。集まった材はチップ材として地域外に販売する他、公共施設の薪ボイラー、ピザ屋さんの薪として販売します。

 

一般家庭に導入した薪ボイラーの見学しました。(株)森の仲間たちが開発した薪ボイラーで、給湯、床暖房の熱源を賄っています。薪を利用するので、地域で森林や製材所など木材が手に入れば、暖房することができます。灯油を買いに行く代わりに、自分で薪を割ってエネルギーを賄う、自給自足の生活ができます!

 

(株)森の仲間たちが開発した家庭用の薪ボイラーです。薪ストーブとは違い、火の後始末を考える必要がないため、朝出勤前に薪を焚いておけばお風呂の給湯や床暖房を使うことができます。

 

講義では、いろいろな事例紹介の他に、ワークショップ形式で「ある町に木質バイオマスを導入すると…」ということを検討します。単純にこの地域でのバイオマス供給量、需要量の他、バイオマスを導入する目的を含めて検討します。

木質バイオマスといっても薪、チップ、ペレットという種類があります。それぞれの流通、熱量、価格、ボイラーの種類、メリット、デメリットなどを学んでいます。

 

 

「なんのためにバイオマスを導入するのか」

経済的なメリットも大事ですが、だれが主体でバイオマスを進めるのか、バイオマスで誰が幸せになるのか、原点が大事ですね。

 

杉本