森林環境教育概論で、プログラム体験しました。
エンジニア科1年生の科目「森林環境教育概論」でプログラム(アクティビティー)体験をしました。
一般的な森林環境教育活動において、林業や人工林について正しくかつ楽しく理解するためのプログラムは少ないのが現状です。
そこで、人工林の育成に使われる林業技術、知識を基に、安全度が高く、だれもが参加しやすいプログラム例を紹介し、体験してもらいました。
室内でできるクイズや小物を使っての解説等を紹介した後、森の中に移動しました。
導入として、国民が森林に期待する役割の常に上位に挙がっている水源かんようの働きを実体験するミニプログラムの紹介。
小さな沢の水をたどって水源をさがします。水がどこから湧き出すのか? 水の循環をイメージしやすくなるはずです。
人工林内でできる体験プログラム。
「ロープ上げ」単純な技術ですが、奥が深く、子供から大人まで安心して参加できる体験プログラムです。
ぶり縄での「木登り」。
落下の危険を伴うため、体験としては二段までです。それでも落下時の安全対策が必要です。
「皮むき」
間伐除伐体験で伐倒した木の皮、その場でむきます。
回しガマ、ヘラ等道具の紹介から、剥いた皮の用途の説明等を加えることで、かつては山の木が資源として幅広く活用されていたことを伝えられます。
さらに発展させる場合は、木を運び出し、いろいろな用途に使えることを実証し、できるだけ長く使ったあと、最後は燃料にすることで、温暖化防止機能を高度に果たす説明もできます。
以上、報告は原島でした。