2017.6.23 常設MOTTAINAI工房はじめてみました!
「MOTTAINAI工房」とは、子どもをまん中においたまちづくりで、世界的に有名な「レッジョ・エミリア・アプローチ」を2014年に松井が視察。それをヒントに卒業生たちと実験的にはじめた “森”と“人”をつなぐための新たなアプローチです。2015年2月からスタートし、第6期に突入しました。検証を繰り返しながら、木のトレイに自然のものや廃材を並べ、見立てて作品を作るワークショップとしてカタチになりました。美濃市教育委員会と森林文化アカデミーとの連携事業の一環である「美濃市子ども創造館事業」の調査・研究の場でもあります。この活動に入学前の4期から関わり、現在、課題研究(卒業研究)としても取り組む吉田理恵さんがレポートしてくれました。
松井 勅尚
これまで、美濃市内の保育園に、出前スタイルで行ってきた活動を、いつでも体験できる「常設MOTTAINAI工房」として、本格的に美濃市内うだつの上がる町並みの一角にオープンしました。
そう・・・あの、赤いポストの隣のとなりです。
うだつの上がる町並みで昔カメラ屋さんを商っていた空間です。
カメラ屋さんの時の家具などそのまま使わせていただいて、空間をケアしました。
町のカメラ屋さんとしての、在りし日の面影残る空間でした。
家具のサイズがどのように置いてもその空間にぴったりと収まるように計算されていて
ただ家具を移動しただけなのに、随分違った印象の空間になりました。
これが「ケア」の醍醐味であります。
今日は二組の方が遊びにきて、作品作り をしてくれました。
出来た作品は撮影し、その場でプリントアウト!
子育てのお話もしながら、「気持ちが軽くなった」と言ってくださったことが嬉しく、子育て支援、母親支援のための第一歩を踏み出せた実感がわきました。
通りすがりの方も「何を始められたの?」と覗いてくださって、関心の高さを感じる嬉しい初日となりました。
今日は、中日新聞の記者さんも取材に来てくださいました。
森と人をつなぐ空間
人と人をつなぐ空間
ひと・モノ・コトをつなぐ空間
何より、心をつないでいく空間として
地域の人たちから愛される場所に・・・
そんな願いを込めて場所の名前を「musubi」としました。
たくさんのご縁が結ばれますように・・・
仮の小さな看板がひっそりと掲げられています。
ぜひのぞいてみてください。
クリエーター科2年 吉田 理恵