谷口 吾郎
専門分野 | 公園やビジターセンターの管理運営 環境教育・インタープリテーション |
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最終学歴 | 千葉大学大学院自然科学研究科 環境計画学専攻修了 |
研究テーマ | ●公園管理運営 ・野外サインの統一性のある制作・管理 ・公園のバリアフリー対応ツール ●環境教育 ・都市型インタープリテーションの特性 ・公園利用者サービスと普及啓発活動のバランス ・ノンパーソナル・インタープリテーションのツール ・発達段階に応じた普及啓発プログラム ・外来種駆除に関する普及啓発プログラム ・日本庭園における歴史・自然の普及啓発プログラム ●パートナーシップ ・公園管理運営への住民参画の多様性 ・ジュニアレンジャー制度 |
経歴
都市化により変容してきた自然環境や、自然と人の関わり方に関心を抱き、アートとデザイン、都市環境計画を学んだ後、主にはインタープリティブ・プランニングをベースとして環境保全型・市民協働型の都市公園の管理運営を15年以上にわたり実践してきました。自分自身もインタープリターとして12年以上の現場実績を積みつつ、その後半はより包括的な公園管理責任者としてマネジメントに携わってきました。
「都市公園」といっても多様であり、例えば国営木曽三川公園なども都市公園に属します。里山的環境を有した空間も多く存在しており、こうした多様な都市公園において、個々の公園特性や環境特性に応じた環境教育や環境保全、地域連携などを実践・支援してきました。例えば、年齢や意識レベルに応じた環境学習プログラム開発や、ビジターセンター内外の展示計画、ボランティアコーディネート、プレーパーク事業の導入など。
(経歴のエピソードを20周年記念インタビュー記事で公開しています!)
専門分野に対する思い
都市公園を森林(もしくは山村地域)と都市をつなぐ結節点として捉えています。私自身は都市の残存緑地としての公園に魅力を感じ、その活用に大きな社会的意義を感じてきました。たとえば、前職で管理にかかわった東京都国分寺市にある都立武蔵国分寺公園は、実に年間100万人を超す多様な利用者が公園を活用します。こうした利用者の多い都市公園で地域社会の発展や環境保全、環境教育などに貢献することは、大きな社会的効果と経済的効果があります。森林環境教育の立場から言えば、こうした都市公園は、森林に無関心だった多くの人を、森林への関心を高め、関わりを持ってもらうための重要な入口の一つであり、山村地域や林業にとっても重要なハブとなり得ると考えています。
資格
・公園管理運営士
・1級ビオトープ施工管理士
・自然体験活動指導者(NEALコーディネーター)
・防災士
・払機取扱作業者