大洞 智宏
専門分野 | 森林施業(造林・育林) |
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最終学歴 | 鳥取大学農学部 |
研究テーマ | 針葉樹人工林の施業技術 広葉樹人工林の施業技術 広葉樹二次林の施業技術 |
経歴
飛騨の山里で育ち、360度山に囲まれた生活であったため、小さい頃は森林に特別な思い入れはなかった。高校時代に本で知った砂漠緑化に興味を持ち、乾燥地の勉強がしたくて鳥取大学に入学。しかし、結局そちらには進まず造林学研究室へ。
岐阜県に入庁後は、森林研究所と行政の仕事を行ったり来たり(研究16年、行政9年)。行政の仕事では林業関係だけでなく、地場産業振興や、科学技術振興の仕事も経験しました。森林研究所では森林施業に関する研究を中心に行ってきました。
(経歴のエピソードを20周年記念インタビュー記事で公開しています!)
専門分野に対する思い
森を育てるとは言いますが、人ができることは限られています。
極論すれば人ができるのは植えるか、伐るか
森林の施業は目的、目標に合わせて
いつ、何を、どこに、植えるのか
いつ、何を、どのくらい、伐るのか
を組み合わせて行うこと。
このことを、しっかりとした根拠を持って行うことが大切です。
この根拠を、研究(学び)と経験から少しでも多く持てるようになりたい(なってほしい)。
研究実績
シルブの森東濃ヒノキ版の作成
岐阜県産スギ、ヒノキ細り早見カードの作成
相対幹距比早見カードの作成
論文等
大洞智宏・横井秀一(2000)スギ人工林に侵入したケヤキの成長過程 中部森林研究48:1-2
大洞智宏・渡邉仁志・中川一(2002)未熟な土壌条件下における針葉樹人工林の地上部現存量調査 中部森林研究50:39-40
大洞智宏・横井秀一・茂木靖和・渡邉仁志・井川原弘一・中川一(2006)今須択伐林における択伐作業休止による林分構造の変化 中部森林研究54:15-18
大洞智宏・渡邉仁志・井川原弘一・横井秀一(2007)スギ人工林における間伐後10年間の直径成長量 中部森林研究55:21-22
大洞智宏・横井秀一・井川原弘一(2008)間伐後のヒノキ林に発生した冠雪害 雪と造林15:17-20
大洞智宏・横井秀一(2013)スギ人工林皆伐跡地での広葉樹の更新状況 中部森林研究61:95-96
大洞智宏・渡邉仁志・横井秀一(2013)ナラ枯れ被害跡地での更新に与えるシカ食害の影響 緑化工学会誌39・2:260-263
大洞智宏・渡邉仁志・横井秀一(2014)高齢ヒノキ人工林調査結果における大径材生産可能な林況の検討 中部森林研究62:9-12
大洞智宏(2020)造林補助実績から見た獣害対策の傾向 中部森林研究68:41-42
大洞智宏・渡邉仁志・久田善純(2021)27年生カツラ人工林で実施した間伐の効果 中部森林研究69