自力建設2020家具①「テーブル製作」事前打ち合わせ
2020年度、建築専攻の自力建設はほたるの川床の改修と増築なのですが、そこで使われるテーブルとソファは木工専攻で製作することになりました。自力建設の完成はもう少し先になりそうですが、テーブルは先行して完成しており、ソファもデザインが決まり製作が進んでいます。
テーブルとソファ、どういった経緯でデザインが決まり、どのように製作していったかを何回かに分けて紹介していきたいと思います。
まずはテーブル製作です。
自力建設の棟梁である建築専攻1年生の杉山君がどんなイメージのものを考えているか、サイズはどのくらいが良いのか、設置する場所はどのあたりかなど現場へ行ってプレゼンしてくれました。
以前の記事で涌井学長が言われていたように、警戒心を解きほぐした議論ができるテーブルはどんな形がいいのか。平面図にみんなでスケッチを描いてみます。
色々でてきた案の中で木工専攻1年の高橋さんの考えた、一つの大きなテーブルではなく大小2つの円が重なり合い、状況に応じて小さなテーブルを動かすことのできる案に決まりました。
後日現場でダンボールを実物大にカットし設置してみて、2つの円の大きさ、重なり具合を検討しました。設置されるモニターやホワイトボード、横に置く予定のソファとの兼ね合いを考えながら、大きさを決めていきます。最終的には直径900mmと1100mmの大きさで、太陽と月のようなイメージで、色の違う樹種で対比させるのはどうかという事になりました。
樹種は木工工房の材料庫にあったヤマザクラと、トチノキで製作することに決まり、トチノキは高山市のカネモクさんで購入しました。
木工専攻 講師
渡辺圭