林木育種・育苗2020|広葉樹ほかの植栽
本日のエンジニア科の授業「林木育種・育苗」では,前回お知らせしたように,広葉樹苗ほかの植栽を行いました。「ほか」というのはどういうことかというと,本学の苗畑では,スギ・ヒノキ以外のマイナな針葉樹も育てていて,それらも含めての植栽だったためです。スギ・ヒノキ以外の苗づくりについては,今月(2021年2月)の「森林のたより(岐阜県の森林・林業に関するフリーペーパー)」も参照下さい。そこに「森林文化アカデミーでのスギ・ヒノキ以外の樹種の苗づくり」という記事を書いています。
道具を積み込んだ後,苗畑で植栽していた苗を掘り取り,先週ササ刈りをした演習林や,学内の各所に植えました。今回植えた苗は,ハゼノキ,キハダ,サンショウ,ネズミサシ,アスナロ,サワラ,クロベ,オオウラジロノキ,シナノキ,トチノキ,コウヨウザンで,合計44本でした。
これに加えて,morinosの地表を緑化するために種から育てていたノシバとチガヤの植栽も実施しました。ノシバ1コンテナ,チガヤ2コンテナを,それぞれ1/4に分割し,砕石をどかして地面に穴を掘って植えました。植え付け後には昨年の授業で作った堆肥を撒いておきました。カチカチに締まった厳しい環境ですが,これらの植物は丈夫なので,元気に育って広がってくれることを期待しています。
先週の天気では,今日は雨になっていたため,植栽ができるか心配でしたが,なんとか雨が降り始める前に終えることができました。今年の授業は今回で終わりです。エンジニア科1年生の皆さん,お疲れさまでした。
教員:玉木