第9回 施業プランナー育成研修を開催しました
令和2年度施業プランナー育成研修 第9回
令和2年11月20日
(1)木材流通の基礎知識・概要 9:00〜11:00
岐阜木材ネットワークセンター兼系統支援課 宮野 晃好
岐阜県森林組合連合会が取り組んでいる独自のシステム販売について、時代的背景を押さえながら、どのようなシステム販売を構築しているのか解説いただきました。
全国的に林業事業体に所属する森林技術者及びプランナーは木材が売れた後の流通の流れについて知る機会があまりないため、良い学習の機会となりました。
研修の中では、戦後の木材需要の高まりを受けて、製材工場の大型化、市場の形成化が進んだことが紹介されました。
最後に、これらの時代背景を経て、現在の岐阜県森林組合連合会が取り組むシステム販売の概要について解説をしてくださいました。
(2) 進捗管理とコスト管理、安全管理 11:00〜12:00
日吉町森林組合 事業課長 小林 耕二郎
日吉町森林組合における進捗管理・コスト管理の方法、これらにおけるプランナーが果たす役割、今後プランナーに求められていくものについて解説してくださいました。森林所有者の高齢化や林業への関心が薄れている昨今、森林組合として、森林に関心を持ってもらうための方策として、所有者に喜んでもらい、事業体も利益を確保することが求められています。
そのため、作業の効率化を図り、コストを下げるための取り組みとして、進捗管理やコストの管理が欠かせないこと。その具体的なやり方をご紹介いただきました。
これらの管理はプランナーが行うものの実際に現場を動かしているのは森林技術者であるため、彼らに対して、なぜこの作業が必要なのか。といった目的を示し、理解してもらうための働きかけがプランナーには求められているといったお話をしてくださいました。