体験会を考える:林業インタープリテーション
授業の報告です
エンジニア科2年生の実習「林業インタープリテーション」では
毎年、小・中学校へ出前授業を実施していますが
今年はコロナの余波で森での森林学習体験はあえなく中止となってしまいました。
そこで、今までの活動を振り返りながら、今後の体験学習を見直してみよう!ということになり、体験学習の受入れ先でもある中津川市苗木財産区のみなさんと、現地の視察と今後の体験についての意見交換を行ってきました。
平成18年から苗木小学校と行っている植樹体験
体験内容だけでなく、すでに植林したエリアの管理をどうしたらいいのか
様々な課題がありますが、財産区の方の「子どもに地域の事・苗木地区の事を好きになってもらいたい」という想いを強く感じました。
そこで学生が提案させてもらったのは
【木を植えるだけでなく、森の中で昔の人がやっていた体験・遊びを一緒にやってみる】でした
というのも、小さな頃の話をしている皆さんの顔は本当にイキイキとしていて
聞けば聞くほどいろんな遊び方が出てくるではありませんか
学校では限られた日数しか森に入ることが出来ない今、小学校を卒業してからも地域や苗木の森を想い出してまた帰ってきてくれるような取り組みはなんなのか?『地元愛って何なのか』発表の準備で話題に上がったキーワードを、【若者・よそ者・バカ者】視点で提案させていただきました。地域の子どもが大きくなった時に森の事・地域の事を考えるきっかけになれば幸いです。
提案発表するために、様々な準備・調整を頂いた苗木事務所の木村所長・松原さん、現地の案内と苗木の歴史を教えてくださった苗木財産区議員及び巡視委員の皆さま、誠にありがとうございました。
報告:新津