森のようちえん「森のだんごむし」の新年度が始まりました。
アカデミーのオープンカレッジ(生涯教育講座)の一環として学内演習林で活動している森のようちえん(野外自主保育)「森のだんごむし」の活動が今年度も始まりました。
この森のようちえん、生涯学習の枠で実施しているのですが実は「学び手」は園児だけではありません。むしろ保護者の方が主な学び手なのかもしれません。
「森のだんごむし」は、完全自主保育のため保護者が交代で数名ずつ、平日「毎日」互いの子供たちを森の中で見守ります。つまり「ようちえん」を「自分たちで」運営するわけです。年少さんから通うとなると、少なくとも3年間まるまる仲間と共に活動しながら現場から様々なことを学んでいくわけです。子育てをきっかけとした保護者のための長〜い長〜い生涯学習の場なんです。
そんな「森のだんごむし」の入園式が先週行われました。
毎年この日は皆で「餅つき」をして、そのお餅を持って山の神にお参りに行く日です。
今年の森のようちえんのフル参加メンバーは10組。自分たちで育てた「もち米」を新入生親子と一緒にぺったらぺったんお餅にしていきます。
毎年もち米を育てる田んぼは、アカデミーOBの「とっさん」こと加納さんの地元関市中之保のみなさんのお世話になってます。お餅をつく木の臼はジリさんこと川尻副学長からお借りしているものです。うさぎが使ってるような棒状の杵はこれまたとっさんの手作り。。。。
お母さんたちだけでなく、本当にいろんな人達に見守られて、森のようちえんの子どもたちは大きくなります。
最後はお餅を丸めて、飾りをつけて、歩いて山の神までお供えに行きます。新しいメンバー含め10組の親子が、山の神様に聞こえるように祈ります。
「山の神様今年もよろしくお願いします」
*森のようちえん「森のだんごむし」の活動に興味のある方、入園を検討されている方、ぜひお問い合わせください。
「野外自主保育 森のだんごむし」HP http://dangomushi.boo.jp/danbomusi.html
なんちゃってせんせい
萩原ナバ裕作