教員紹介
まつい たくみ

松井 匠

准教授
https://www.forest.ac.jp/about/20th_anniversary/interview/takumi/
専門分野 木造建築設計 / 木組の家づくり/
古民家の改修と実測 /
建築実務およびクリエイティブに必要な観察力の向上/
グラフィックデザイン
最終学歴 多摩美術大学 美術学部 絵画学科
版画専攻(銅版画クラス)
研究テーマ ・建築実務に基礎的な美術スキルを導入することで、実務者にとって有益で本質的な能力向上を提供する研究
・空き家改修とまちづくりについての研究
・小中規模木造建築の関連法規についての研究

経歴

1981年、東京都中野区生まれ。
子どもの頃はどこにいても絵を描いていた。
高校二年のときに、絵を描くことに真面目に向き合い始め、学費の安い東京芸大を目指し受験浪人をした。
絵を描きながら、アルバイト先のレンタルビデオ屋で映画を借り、毎日1-3本の映画を見た。稼いだアルバイト代でインドに行った。
多摩美術大学美術学部絵画学科版画専攻銅版画クラスに入学。
在学中にアルバイト代でカンボジア、フランス、スペイン、モロッコへ行く。
小説を書くようになる。

卒業後、株式会社松井郁夫建築設計事務所で「木組の家」「古民家の改修」の設計に携わる。
建築実務を11年間経験し、建築法規、設計事務所の運営・リスクヘッジ・契約業務、情報発信、温熱計算を身につける。
一般社団法人ワークショップ「き」組監事に就任し、安定運営に努める。
勉強会「木組のデザイン」ゼミナールで講師を務め、建築実務者を対象にデッサンや、木組の家づくりを教える。

2017年、森林文化アカデミーに木造建築専攻の講師として就任する。
木造建築全般と、クリエーターになるための美術の基礎、情報発信を教える。
料理と渓流釣りが趣味。

(経歴のエピソードを20周年記念インタビュー記事で公開しています!)

 

職歴

2004年 株式会社松井郁夫建築設計事務所
2017年 岐阜県立森林文化アカデミー

 

専門分野への思い

・よく見て手を動かすことで、わからないことに向き合う。

・「誰かにとって、意匠・性能・機能のちょうど良い塩梅を探すこと」が建築デザインだと思っています。

・建物は、ただ直すのではなく、町の風景と一緒に設計することが大切です。

・クリエイティブの最小単位として、毎日クロッキー教室(たまにデッサン教室)を開催しています。
「観察力」は何かをつくるための一番最初の能力で、絵を描くことで才能がなくても手に入ります。

・古民家を「実測」して野帳を描くと、「観察力」と「木造建築への理解」が飛躍的に向上します。

・建築法規の講義も担当しています。法律の世界はおもしろいですよ。

 

資格

・二級建築士
・雨漏り診断士
・岐阜県被災建築物応急危険度判定士
・「岐阜県ヘリテージマネージャー等人材育成」講習会修了

 

グラフィックデザイン

デッサンのデモンストレーション

小説

「笛を持って帰れなかった。」   2004年(23歳)執筆

 

担当講義・プロジェクト

人のつくったものを評価できるようになろう「デッサン教室」を開講しました

「その建物その町を理解したリノベーションを」古民家の再生

「美しい伏図を描いて木材を数え上げる」構造設計製図・木拾い術

「わからないものと向き合う」クリエーターのための美術とデッサン

「DON’T TRY」クロッキー教室2020

なんでこの法律があるの?「木造建築法規」

住宅デザインのトップランナー2人から学ぶ「暮らしを提案できるクリエーター」先端建築学

その古民家の良さを伝える。「旧松久邸悉皆調査」完了しました

「空間認識」ちょうどよさを探そう!

木の家の骨組みをつくろう!「木造建築概論」