平成28年度 15期生卒業式
岐阜県立森林文化アカデミー平成28年度卒業式(15期生)が実施され、エンジニア科22名、クリエーター科9名が林業・林産業・地域の担い手、コーディネーターとして旅立ちます。
卒業式会場は「森の情報センター」。 式典開始前ににこやかに微笑まれる涌井学長さんの後ろで、クリエーター科1年生の本田さんと鈴木さんがなにやら議論中です。
会場は卒業予定の学生さんと、それを見送る在校生でいっぱい。
下の写真で手前側がエンジニア科の卒業予定者のみなさん。今はリラックスしています。
下の写真で手前がクリエーター科の卒業予定者のみなさん。結構リラックスしていますね~!
さて、卒業式のメイン、「卒業証書授与」です。
最初にクリエーター科の石塚さんから、涌井学長より証書を受けました。おめでとう御座います。
続いてエンジニア科です。
エンジニア科唯一の女性であった伊藤さん、今日の姿も一段といいです。お父様も娘の晴れの姿を写真におさめるべく会場にお越しになっておられました。おめでとう御座います。
卒業証書授与の次は、在学中に素晴らしい功績を挙げたり、外郭団体などから表彰されたりした学生の表彰ラッシュ。 トップバッターは「学長奨励賞」の授与で、クリエーター科の森田さんと、エンジニア科の原田さんが受賞しました。他にも、クリエーター科の瑞慶山さんや國枝さんも建築士会や営林局などの表彰を受けました。
続いて、涌井学長の式辞です。
現在の地球環境から日本の状況にも触れられ、岐阜県出身の儒学者、佐藤一斎(1772~1859年)の言葉も引用されました。
ちなみに佐藤一斎の有名な言葉に、「小にして学べば、荘にして為すことあり。荘にして学べば、老いて衰えず。老にして学べば、死して朽ちず。」とか、「少年のときはまさに老成の工夫を著すべし、老成のときはまさに少年の士気を存すべし。」があります。
続いて、岐阜県知事の名代で瀬上林政部長さん、地元の佐藤県会議員さん、地元の武藤美濃市長さんからも祝辞をいただきました。
特に、武藤美濃市長さんにはアカデミーとの地域協定などでも、様々な援助をいただいています。
学生たちは、在校生のエンジニア科1年生、福本さんの「送辞」を受け、卒業の二文字の重さを再認識したようです。
送辞に答え、クリエーター科の森田さんが卒業生を代表して「答辞」を述べ、続いて記念品目録を涌井学長に手渡しました。
森田さんの答辞の内容は、これまで長年林業関係に携わってきた人たちにも評判の良い内容で、私も初心に返る思いがしました。
全体のまとめとして、教職員と卒業生との記念撮影です。
クリエーター科はどれが卒業生で、どれが教員かのラインがはっきりしませんが、胸にランの花を翳しているのが卒業生です。
エンジニア科は女性は伊藤さんのみ、後は大勢の男性陣です。
指導して下さった先生方の大半は後列に並んでおられます。
そしてクリエーター科卒業生だけの記念撮影。
今年は様々な理由で、全員が卒業したわけはありません。家庭の事情で卒業できなかった人もいます。しかしここにいる9名は、各々が掲げた目標に向かってまっしぐら。頑張って下さい。
エンジニア科は担任であり、なんとこの3月で退職される和田先生も入って記念撮影です。
和田先生は若いのでどこにいるか分かりにくいのですが、紅一点の伊藤さんの右側が和田先生です。
みな林業や林産業、森林環境教育の現場に旅立ちます。明るく、希望に満ちた未来に、幸多かれ。
最後におまけの一枚。
いつも大人気の涌井学長。今年度の自力建設の前で、クリエーター科女性陣にせがまれて記念撮影です。なお後ろにいる國枝さんはおまけです。
さて、今回も31名の素晴らしい卒業生が旅立って行きました。
涌井学長も式辞の中で、「時には悩み苦しむこともあるだろう、そんな時に心のよりどころとして、この学校を故郷だと思って教職員を頼っていい」と言われたように、私たちは皆さんが元気に、楽しく、充実した将来を送られることを願うとともに、いつでも来校をお待ちしています。このたびはご卒業、誠におめでとう御座いました。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。