韓国視察団がアカデミーの森のようちえんを見学
雪がちらつくアカデミーの森に、お隣の韓国から視察団の皆さんが、森のようちえんを見学に来てくれました。
ソウル市が行っている公園・緑地・街路樹等の管理、山林を利用する余暇活動、木工体験城、こどもの森運営などの参考にするために総勢9名(+県庁関係者)が訪れたのです。
はじめに松井さんから木育の話を聞いた後は、外に出て今度は森のようちえんの子ども達に会いに森の中へ。
普段大切にしている、森の神様への挨拶や、自分で好きな道を決める(チョイスがある)体験をしながら子ども達の遊ぶ場所へと向かいます。
現地に着くと、一行からは「うわ〜っ」と声が上がります。長い年月をかけて子どもたちやお母さんたちが創り上げてきた「場の力」に圧倒されたのか、はたまた童心に還ったのか。。。
公園緑地科の部長さんはこれまた素敵な人で、小学生がキャンプの際に作ったツリーデッキ(森のようちえんの子ども達のお気に入りの場所のひとつ」に登ったり、いろんなところからジャンプしたり、子供の目線になって現場を見てくれました。(途中の道のチョイスでも彼は、藪漕ぎイノシシ道コースを選んでました)
子ども達もさすがです。言葉なんて通じなくてもそんな部長さんのキャラクターを一発で感じとった様子。それぞれ挨拶をしにきたり、今朝ちょうど窓にぶつかって死んでいたメジロ(鳥)をそ〜っと見せてあげたり。。
また、この現場に隠されている数々の安全管理の秘訣や子どもへの対応の仕方を目ざとく見つけてました。さすが専門家!
途中、話しているうちに、
「森にいるとお母さんがおおらかになれる。だから子どももお母さんもハッピ〜」
「遊びはおもちゃの中ではなく子どもたちの中にある」
「遊具も遊びも子どもがつくるもの」
「子どもたちにとって、遊び・暮らし・学び の間にはボーダーがない。それを区切っているのは大人だけ」
そんな会話も出てきました。
ほんの短い間の訪問ではありましたが、何か参考になるものがあれば幸いです
子どもたちにとって素敵な空間がソウル市にできることを願っております。
なんちゃって先生
萩原ナバ裕作