里山インキュベーターいびがわ2016年間講座~最終回ワークショップを行いました
2016年4月から揖斐川町駐在となったことから、それまで温めていた「里山インキュベーター」構想をフィールドへと展開し、社会実験として全6回の年間講座「揖斐川流域をめぐる旅→小さな生業の起こし方」を開始しました。
企画運営のパートナーは、垂井町で「フェアトレードデイ垂井」という1万人規模のイベントを仕掛け、揖斐川流域をフェアトレート&地産地消の社会=「穏豊社会」にしようと活動してきたNPO法人泉京・垂井(せんとたるい)さん。
最終回の日(1月15日)この冬最強の寒波で大雪となり、東海地方の各地で電車・道路に通行止めが発生。そんな中を会場の垂井町「みずのわ」に集結した4名の受講者、ゲストコメンテーターの近藤公彦さん、事務局の河合良太さん、そしてダブル・コーディネーターの神田浩史さんと嵯峨の計8名が、みっちり4時間かけてこれまで5回の経過をふりかえり、これからの個人と講座の方向性を整理する「ふりかえりワークショップ」を行いました。
※第1回~第5回ふりかえり→ 里山インキュいび2016⑥ふりかえりスライド
パート①は、講座事務局の河合さん作成のスライドを上映しながら、第1~5回の各回プログラムや訪れた場所や起業者さんをふりかえりました。映像を見ながらコーディネーターの神田・嵯峨が企画のポイントを改めて解説。受講者の皆さんは印象に残った「地域資源」や「起業者」さんの考え方をメモに書き出しました。
パート②は、上記のメモを出し合いながら揖斐川流域の「地域資源」で強く印象に残ったもの、出会った「起業者」さんの考え方や活動内容で強く印象に残ったことを整理しました。
パート③はいよいよ今後に向けて、「自分が今後したいこと」をメモに書いて発表し共有。そして「来年度の講座に向けた希望」を出し合って皆で方向性を検討しました。コメンテーターの近藤公彦さんには多文化共生やフェアトレードに関わってきた経験から、揖斐川流域社会を繋いでいく講座の役割に期待する旨のコメントをいただきました。
最後は、コーディネーター2人から来年度に向けて仕込み中の企画について予告編。今年度の講座がフィールドをめぐりながら自らの「思いを醸成」し「共同学習」する場でしたが、2年目の来年度は「共同学習」の場を継続しつつ起業に向けた「社会実験」のアクションへと踏み出すねらいをお話しました。
私たちスタッフも、フィールドで出会った起業者の皆さんや参加くださった皆さんから学ぶところの大きい講座でした。大雪の中、集まってくださった皆さまありがとうございました。そして「里山インキュベーターいびがわ2017」もお楽しみに!
担当: 嵯峨創平(揖斐川町駐在)