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2016年09月26日(月)

アーボリストへの道3 TECHNICAL HIGH ANGLE AND HEAVY RIGGING

アーボリスト(Arborist)への道 3 Rigging技術のためのBasic Arborist Training 3 A

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JIRIです。今日は「樹上作業のためのアーボリスト®トレーニング」4日目です。
本日は既にBAT-2受講済みで、チェンソーの特別講習受講修了者だけを対象に、ヘビーリギング作業と樹上チェンソーワークの基本を指導します( TECHNICAL HIGH ANGLE AND HEAVY RIGGING)。

最初に岐阜県の森林組合の方や静岡県三重県、富山県からの参加者と情報交換と本日の研修項目について確認し、全員の技術確認とギア・インスペクションをしました。

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この講座で学ぶのは、
①ハイアングルおよびヘビーリギング衝撃荷重と静荷重 重力加速度の理解
②ロードの重さと大きさ 落下距離よる衝撃荷重の計算
③強度適格なリギング用ギアの取捨選択
④リギングロープ・ブロック・フリクションデバイス
⑤コネクティングリンクス スリング等 相互の相性
⑥ロープ径がより太い場合のリギングロープ取り扱いの注意点
⑦ヘビーリギング作業時に求められるグランドワーカーの配置・資質と役割
⑧各種のリフト手法 理解と実践訓練
⑨スピードラインおよび複数のリギングロープを駆使したより複雑なリギング
⑩ツリー専用スパイクの選び方と使い方のデモンストレーション

 

手始めに、リギングブロックの取り付けや、ポーターラップの取り付けなどをチェックしました。002

実際のリギングを想定して、宇治田さんを荷物に想定して、テンションプーリーでスピードラインにテンションをかける練習をしました。ポーターラップとの組み合わせで、どのように操作すれば良いのか四苦八苦しながら、システムを組んでいきます。

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システムを組んだら、実際にテンションをかけて、宇治田さんを持ち上げてみます。

一回目は失敗、二回目は成功して、宇治田さんが簡単にあがりました。

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全員が樹上と地上での作業について理解したので、本日の研修上重要な注意事項や力学や加重バランスなどについて、最終的な復習をしました。

ウーピースリングとルーピースリングでは使用できるプーリーが異なりますよね。ウーピーは取り付けの直径を選ぶ必要があるが、ルーピーなら選ばなくて良い。それはなぜか?

ルーピーは必ず、アジャスタ部(太いところ)をアイ状にかけて固定すること。それはなぜか?

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次に、スピードラインについて解説。

移動をコントロールしないジップライン、タグラインで移動をコントロールする場合。

一点吊りかバランシングか。

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ダイニーマでできたソフトシャックルの使い方は?

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次に、現場での作業確認と情報共有です。

電線はないか。作業の障害となる建築物はないか。危険な岩や蜂の巣などはないか。対象木の腐朽などはないかなどなど。

そしてどこをクライマーがクライミングし、どこにリギングブロックを取り付け、どこにスピードラインを設定するのかなど、リギングした切断枝のランディングポイントはどこも含めて、作業環境全般を打ち合わせます。

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さて、設定は樹上者とグラウンドワーカーが各自分担、としてポータラップ・リガーやRC1000、リギングライン、スピードライン、ブロック、タグラインなどを設定しました。

 

樹上作業は天野さん、それを一番上で宇治田トレーナーが確認します。

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天野さんはアンカーから45度くらいの、安全確保ぎりぎりでのリギング作業に挑戦しました。

樹上でのスタンスはどうすべきか。自分の安全を守るためのポジショニングはどうすべきか。ノコギリ操作の手順はどうすべきか。宇治田さんから声がかかります。

写真中央下に切断した約100kgの枝がリギング誘導されました。

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下の写真で、タグラインでアカマツの根本付近に誘導された枝が分かりますか?

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この後も作業を続け、合計3カ所(大枝と枯れ枝)をリギングして枝下ろしして、作業が終了したのが19:00でした。

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最後に、外は真っ暗なので、コテージの食堂で反省会です。本日の研修作業で、何が良くて何が悪かったのか。危険ことはなかったか。様々意見交換を一時間実施しました。

そして最後は恒例の記念撮影。

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以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。