ちゃんと覚えているか? エンジニア科2年生が樹木学実習
エンジニア科2年生の新設科目『林業樹種』です。クリエーター科の『樹木学実習(着葉期)』と同じような内容で、主に林業の対象となる樹木について、同定能力を養い、生態的特性や造林特性、利用方法などを学ぶというものです。
エンジニア科では1年生の最初に『樹と木材を知る』という科目があります。今回は、その復習も兼ねています。1年以上が経過して、皆、どれくらいの樹種を同定できるでしょうか。
初日は構内で暖温帯の樹木を、二日目と三日目は高山市荘川町と高山市清見町で冷温帯の樹木を学び、四日目は試験でした。
この授業では、広葉樹が中心です。スギやヒノキだけでなく、広葉樹も立派な林業の対象になるからです。そのため、基本的には高木性のいわゆる有用樹種を主に学びます。ただし、それらがきちんと同定できるためには、小高木性樹種や低木性樹種も同定できなければなりません。
また、成木だけではなく、若木や稚樹でも同定できる力が必要です。このため、様々な成育段階の個体を観察します。
さらに、落葉樹が葉を落としている季節に同定が必要なこともあります。このため、樹形や枝ぶり、樹枝、冬芽など、いろいろな特徴をつかみとります。
さあ、試験です。生の枝と写真(樹皮、樹形、実生など)で、同定能力が身についているかを評価しました。
さて、その結果は・・・
報告:横井秀一