木造建築の新しいかたち(その55)木質構造に関する住育の取り組み
実務者のスキルアップをする住育:専門技術者研修「木造建築の許容応力度計算演習」を開催しました。この一連の研修は全10回となっていて、モデルプランに基づいて構造計算を手計算でひととおり実施する研修となっています。
第3回は『柱軸力の計算』について開催しました。
構造計算の最初でかつ最大の関門として、柱軸力計算があります。それほど難しい理論や技術を使うわけではないのですが、目に見えない「力」を扱っている状況で、かつ単純作業がひたすら繰り返されます。
構造設計に必要な想像力と忍耐力が鍛えられます(笑)。
准教授 小原勝彦