美濃加茂市との連携協定 締結式が行われました。
本日8月9日、岐阜県立森林文化アカデミーにて、美濃加茂市と森林文化アカデミーの連携協定の締結式が執り行われました。
平成25年より里山千年構想を掲げ、自然環境保護の観点だけでなく、子育てや観光としての可能性を見据え、里山を軸に地域づくりを推進してきた美濃加茂市と森林・木材の利用や里山の活性化について教育、研究を行う岐阜県立森林文化アカデミーは、この連携協定をもってさらに協力していくことになります。
美濃加茂市に豊富にあるアベマキを有効活用するべく、一昨年度から両者協力し合って進めてきた「アベマキ学校机プロジェクト」は、昨年ウッドデザイン賞2015にて優秀賞(林野庁長官賞)を受賞しました。
その学校机の上で、藤井浩人美濃加茂市長、涌井史郎アカデミー学長に協定書にサインをしていただきました。
涌井学長はあいさつで、人口減少社会に突入していく日本において、豊かさを深めるためには豊かな地域コミュニティの形成が必要である、と述べられました。森林文化アカデミーと美濃加茂市が協定を交わすことで、人が里山に関わり続け、そこから生み出される恵みをもとに地域の更なる発展に寄与できることを望みます。
藤井浩人市長からは、里山千年構想にかける思いと決意のことばが述べられました。
今回の協定を機に、里山や地域を軸にしたプロジェクトの更なる推進、アベマキの資源量調査や活用方法、森林空間利用としての森のようちえんの実施など、ますます連携は強まっていきそうです。森林文化アカデミーは、それらの事項を推進していけるリーダーとなりうる人材の育成にも努めていきます。