恵那農業高校で出前授業をしてきました
教員の玉木です。先日,県内の恵那農業高校へ出前授業に行ってきました。現在,同校からはエンジニア科に2名の学生がきてくれています。出前授業を行ったのは恵那市と中津川市の境にある根の上高原です。この授業は中津川市との連携協定の一環で行われており,中津川市からもサポートを受けています。
授業ではまず,「森林の成り立ちと人による利用」というタイトルで講義を行いました。今いる根の上高原と普段学んでいる高校の付近の植生の違いや,森林の更新,人による利用の歴史,樹木の見分け方などについて簡単に解説しました。当日は少し涼しく,外での講義なので,手短に済ませました。
その後,1.5時間ほど保古の湖の回りの林を散策し,そこに生育している樹木や草本などについて,見分け方や利用方法,生態などについて解説しました。本学での授業でも同じなのですが,普段から,植物を観察する際には,五感を使って感じてもらうことを大事にしています。今回の出前授業でも,学生さんたちに,ミズメやシロモジの枝葉の匂いをかいでもらったり,ナツハゼのざらざらした葉を触ってもらったり,センブリの苦味やミツバアケビの果実のやさしい甘さを感じてもらいました。
森林文化アカデミーでは,県内の高校を対象に森林や林業に関する様々な出前授業を行っています。希望される高校の先生は本学までご相談下さい。