林木育種・育苗2020|白鳥林木育種事業地の見学
エンジニア科の実習「林木育種・育苗」で岐阜県の郡上市白鳥(しろとりと読む)にある白鳥林木育種事業地に行ってきました。
まずは担当の古川さんに岐阜県に3箇所ある林木育種事業地の説明を聞き,その後で場内を見学させてもらいました。
写真は採取したヒノキやスギ,アカマツの球果を乾燥させる部屋です。乾燥中に球果をネズミに食われないようにあみをかけて乾燥させています。
コンテナ苗を試験的に育苗している温室を見学させてもらった後で,スギのミニチュア採種園を見学させてもらいました。ミニチュアなので樹高は1.5 mほどに抑えられていて,作業がしやすくなっています。
今回の見学の最中に,たまたま仕事で訪れていたエンジニア科卒業生の木下さんにお会いすることができました。木下さんは現在,住友林業の岐阜樹木育苗センターで働いています。普段,取り組んでいるお仕事について説明してもらいました。
そして最後に,ヒノキ球果の採取体験をさせてもらいました。高枝切で球果を枝ごと落とし,手で外します。葉っぱを入れないように,丁寧に作業する必要があります。ここで採取した球果の一部を分けてもらい,また来月の授業で重量の変化や種子数のカウントを行います。お楽しみに。
教員:玉木