「木製プロペラ」を利用した四阿(あずまや)
授業『建築構法』で有楽苑を視察しました。織田信長さんの弟の織田有楽斎さんが京都建仁寺の境内につくりました旧正伝院書院(重要文化財)と茶室・如庵(国宝)が有楽苑にあります。
ガイドさんに御説明と御案内をしていただきました。
茶室・如庵は、京都建仁寺→麻布→大磯→犬山と移築されてきていますが、大磯から犬山への移動の際は解体せずに、そのままトレーラーに乗せてきたそうです。当時できた東名高速道路を如庵が走っていたかと想像すると、なんだか楽しくなってしまいますね。
有楽苑へ概ね毎年お邪魔させていただいておりますが、新しい発見がありました。
「木製プロペラ」を利用した四阿(あずまや)がありました。ガイドさんの説明では、戦時中開発or使用されていた飛行機のプロペラらしいです。
本来なら国宝如庵のレポートになるのがふつうだと思いますが、木製プロペラに感動してしまいました。
准教授 小原勝彦