林業事例調査2020(2)日吉町森林組合
林業事例調査2020 2日目
林業事例調査の2日目は、午前中は徳島→京都の移動、見学先へは午後からの訪問です。
訪問時間は半日ですが、その分集中して濃い時間にしていきます。
提案型森林施業のトップランナーとして有名な日吉町森林組合を訪問いたしました。
1年生からの希望で森林プランナーとはどのような仕事なのか知りたいということで、実際に森林プランナーとして活躍されている方から直接お話を伺わせて頂くこととなりました。
始めに森林プランナーの第一人者である小林耕二郎氏による講義からスタートです。
日吉森林組合の仕事についてご説明いただきました。森林プランナーとはどのようなものか、日吉森林組合にて受注した仕事を例にプランの立て方や調査記録、作業の指示、多方面の交渉など、小林氏自身の経験などを多岐に渡って話していただきました。
適宜質問を受け付けながらの講義となり、初学者である1年生にも分かりやすいように質問に答えて頂き大変勉強になりました。
講義が終わり、次は、実際にプランを作成した施業の現場見学です。
講義で紹介された施業地にて、林道を移動しながら小林氏直々に現場の説明をしていただきます。
実際の現場を目にすると講義で聞いた内容が、なるほどと理解が深まります。
下の写真は、講義内で説明を受けた、道作りのための指示や区分けされた範囲を示した印(黄色や白のテープ、樹皮に書かれた番号など)です。
いかにして利益を出すか、そのための効率的な施業。計画から実行まで見せていただいて、とても勉強になります。
道中にて、間伐の作業現場も見学させていただくことができました。
プランナーの仕事はプランを練るだけでなく、いかに利益を出し、様々な方面と必要となる交渉を行うか、林業についての知識だけではなく人間として総合的な能力が必要となる仕事であると、今回、学ばせていただきました。
日吉森林組合の皆さま、講義ならびに現場見学を受け入れてくださり、ありがとうございました。
報告:奥山寛之(クリエーター科 林業専攻1年)