樹木の見分け、かなりできるようになりました!〜エンジニア科1年「樹木の同定」〜
本学ではエンジニア科、クリエーター科ともに1年次に樹木の同定に関する実習があります。いずれも主要な樹種の用途などについて学びながら、葉などの形態から見分ける同定能力をつけてもらう実習です。先日エンジニア科の実習がひととおり終わり、最後に同定試験を行いましたので報告します。
今年はCOVID-19による長い休校期間がありましたので、エンジニア科の当該授業では例年より若干授業時間が短縮となりましたが、それでも87種類について学んでもらうことができました。
さてそのうちどれだけの樹木を見分けられるようになったでしょうか?
あらかじめこちらで準備した87種類の生枝を見て、名前を解答用紙に記入してもらいます。メモ帳も図鑑もなし、自分の記憶だけが頼りです。
結果、24人中なんと満点が5人。半数強の学生さんが60種以上と優秀な成績でした。授業開始直後は樹木のことをほとんど知らなかった学生さんもいたはずですが、今ではこの辺りの木の大半は見知った顔になっているはずです。
身近な樹木のほとんどはなんらかの形で人に使われてきた歴史があります。それらの用途なども含めて今後も個々の樹木について気にかけていれば、山から新しい価値を見出していくことができるかもしれません。そのためにも名前をしっかり覚えていることが重要です。せっかく身につけた同定能力、これからも忘れないように日々復習し、さらに新しい樹木との出会いを楽しんでいってほしいと思います。(津田)