生授業は楽し!!
COVID-19による休業が明け、学校が再開してから早くも一ケ月が経とうとしています。2か月遅れで始まった授業もようやく軌道に乗り、この調子でいけば、各学科、学年ともに何とか日割りを消化していくことができそうです。
それにしても、生の授業は楽しいですね。教員、学生、皆があらためてそれを感じていることと思います。
「現地現物の学び」の提供をモットーとするアカデミーの授業では、室内での座学に加え、現場での実習に多くの時間を充てています。そのため、WEB授業ではどうしても伝えきれないことが多く、私たち教員も生授業の再開を渇望していました。
そんな中、ようやく始まった、生授業、私の所属する林業分野では、屋外活動が多く、炎天下や土砂降りの中での肉体労働、急斜面の昇り降りに薮こぎ、時にはハチに刺され、ダニやヒルに喰い付かれたりと、大変な目にあうことも珍しくありません。そんな中でも学生たちは、「現地現物」を教材に熱心に授業に取り組んでくれています。
やっぱり、「現地現物の学び」、生の授業は、最高です!!
そんな授業の一端を紹介してみましょう。
〇クリエーター科1年生「測量技術」
測量は、最も確実な現地情報入手手段の一つ。現在ではデジタル機器が主流になりつつありますが、基礎技術、機器の取扱いを理解するには、ブラックボックスの無いアナログ機器が一番。この科目では、測量、作図など、常にアナログ技術とデジタル技術を対比しながら学んでいきます。
このような作業の比較により、デジタル機器の便利さをあらためて実感することができます。しかし、必ずしもデジタル機器による測量結果が、アナログ機器のそれに勝るとは限りません。今回も測量誤差では、アナログ機器の方が勝りました。
それを体験し、なぜそうなった?を考えることが大切な学びとなります。
エンジニア科1年生「林業の道具」
この科目では、個人で装備する様々な道具(ナタ、ノコ、下刈り鎌、ロープ等)の使い方や手入れの仕方、山仕事の作法等を実習を交えて学びます。
〇ナタ、ノコの取扱い実習
〇ロープワーク実習
〇ぶり縄実習
この後も、「チェーンソー・刈払機の操作」や「森林獣害」等、現地現物の学びが続きます。 乞うご期待!!
以上、報告は林業分野教員 伊佐治でした。