住友林業㈱の市川社長による特別講義を開催
日本の国土の約1/800の社有林を保有する日本有数の山林所有企業で、林業から資源環境事業・木材建材事業・住宅事業・不動産事業まで木に関わる幅広い事業をグローバルに展開している日本有数の企業である住友林業株式会社。
その代表取締役社長で、昨年の3月に森林文化アカデミーの特別招聘教授に就任していただいた市川先生による「森林文化アカデミー特別招聘教授就任記念講義」を、1月21日にアカデミー校内で開催しました。
特別講義には、アカデミーの学生・教職員をはじめ、岐阜県森林技術開発・普及コンソーシアムの会員企業等の関係者など約130名の参加があり、皆さん熱心に聴講されていました。
市川先生からは、住友林業グループの歴史と概要、日本林業を取り巻く課題等のほか、住友林業グループによるSDGsの取組みや、スマート林業としてICTを活用した森林資源解析、林業分野へのドローンの活用、林業用アシストスーツの研究開発など最新のテクノロジーが紹介されました。
さらに、環境木化都市W350計画という壮大な計画が紹介されました。
これは、1691年の創業から350周年を迎える2041年を目標に高さ350mの木造超高層建築物を実現させる計画です。
高層建築物の木造化・木質化と街を森に変える環境木化都市の実現を目指し、同社研究開発機関の筑波研究所を中心に研究開発が進められています。
市川先生の講義の後は、涌井学長との特別対談を行いました。
この対談では、森林や木に関わる企業としての理念・責任や、森林信託を例示して将来の世代のために森林管理の効率化を考えることの重要性などについて熱い討論が行われました。
また涌井学長からは、事業を進めるためには夢と希望をもって取り組むことが大事であり、それを具現化している住友林業をリスペクトしているといった話が行われました。
最後は市川先生と学長を囲んで、恒例となっている集合写真を撮影。
市川社長も快く笑顔で対応していただきました。