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2019年11月29日(金)

【林業×伝える 林業インタープリテーション】

林業ってどんな魅力があるのかな?

そして、林業にはどんな課題があるのでしょうか?

そんな投げかけからスタートしたこの実習

課題も多くあげられましたが、同じ項目で魅力にとらえている学生もおり

お互いの印象を知ることで様々な価値観がある事に気づきました。

今回の実習のテーマは

『体験を通じて林業の魅力を伝える事』としています。

それを「どうやって人に伝えるのか?」

実際に県内の小中学校へ出前授業を実施する事で、伝えるための技術やリアルな現場を体感します。

「話を聞いてもらう雰囲気はできている?」「立ち位置はどう?」「安全確保は出来ている?」「専門用語で話していない?」一方的な情報伝達の「教える」「言った」ではなく、基礎知識の少ない人に如何に分かりやすく【伝える】事ができるのか。慣れない手法に悪戦苦闘します。小道具や台本を書いて心の準備を進めますが、当日はまさかの雨。。

そんな中、初めて小中学生を相手に森林体験プログラムを実施した学生の記事を以下に紹介します。

 

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中津川市の小学校の五年生を対象とした森林体験プログラムについて報告します。当初は晴天時の林内での体験を想定していましたが、当日は雨天となったため、体育館内での体験としました。

まず子供たちの緊張をほぐすために、アイスブレイクとクイズを行いました。木でできているものクイズの解説では、木から作られる服や車があると説明すると、子供たちの驚きの声を誘うことができました。

アイスブレイクとクイズで体と気持ちを温めます

クイズが終わったあとは、班に分かれてノコギリでの丸太切りを体験です。ノコギリを使って木を伐るだけでなく、抑えながら振動を楽しむ子・その振動を耳で聴く子・切られた木の匂いを嗅ぐ子、丸太をスライスする過程を皆がそれぞれの感性で楽しみました。

体験終了後に子供たちは、楽しかった、木の匂いがした、切り落とした円盤の模様が面白かった、など思い思いの声を挙げてくれました。また、年輪の数が同じなのに円盤のサイズが倍以上違ったなど、驚きからくる感想が多くありました。

驚きを伴った記憶は印象深いものです。子供たちの思い出に残る体験となったのではないかと考えています。

森と木のエンジニア科二年林業専攻 山田創

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つづいて中学校での報告を担当してくれる菅野くんです

みなさんこんにちは! 中学校編の報告を担当する、すがじぃです。

関市立の中学1年生を対象として出前授業を行いました。

まず教室で簡単なアイスブレイクを行い、場をほぐしてからパワーポイントを使って林業の紹介やクイズを行いました。中学生なので少し知識的な要素も含める内容になりましたが、笑ったり驚いたりと中学生たちの反応はとても良く、少しホッとしました。それが終わると早速グラウンドへ!

屋内で実施したクイズの内容をもとに、針葉樹の樹木同定をする「樹木フラッグ」、木の成長の過程を体験する「年輪ジャンプ」、ノコギリの正しい使い方を知る「ノコギリ造材」、とびという道具を使って皆で丸太を運ぶ「運材リレー」等、林業のサイクルをアレンジした競技をいくつか体験してもらいました。

どの競技でも、頑張ってるグループへ周りから応援があり、僕も嬉しくなりました。

今回のプログラムを通して、森林や林業について知識の少ない中学生に対して林業の魅力を伝えていくことの大変さを痛感しました。

進行に多少のアクシデントはあったものの、中学生たちの明るさにも助けられ、終始和やかな雰囲気で体験を終える事ができて良かったです。

森と木のエンジニア科二年林業専攻 菅野太智

伝える事を意識した中での出前授業は、とても多くの学びがあったようです。

短い期間の中、準備・実践を行った学生のみなさんお疲れさま

担当教員:新津