「木造建築入門」はじめての建築は軸組模型
エンジニア科の一年生は、ついこの間まで高校生!彼らがはじめて触れる建築の世界。そう。それがこの授業「木造建築入門」です。
木造建築の実務でよく作られる「軸組模型」を作るのがこの授業の課題です。
授業の目的は、木造建築の架構を理解する。部材の名称を覚える。図面を読めるようになる。カッターを使うことに慣れる。
とにかく手を動かして、実感して身につける!という実習なのです。
でも一番大切なことは「良いものをつくること」。
「完成品は、自分の最高の精度でつくろう。建築は成果物が全てです。良いものに仕上げてください」という条件(?)で実習が始まりました。
自力建設「里山獣肉学舎」の軸組を製作開始。5つの班に別れて、4、5名で作業です。
図面を読み解き、不慣れなカッターを使いながら、仲間と手分けして少しづつ部材をつくっていきます。
部材をなくさないように工夫したり、精度よく直角に切れる方法を模索したり、本物の現場と同じ、いつでも頭を使って工夫の連続で乗り切ります。
こんなに集中して細かい作業をしたことのない人もいるのでは?
そして二日間かけて……完成しました!
はじめての「上棟」です!おめでとう!
完成作品は「良いもの」になったかな?
完成の後にも「吉野クイズ」が待ち受けています。授業中に習った「部材名称」を当てないと修了になりません。
「棟」「母屋」「土台」、みんなきちんと言えるようになっていました。グループでコミュニケーションを取りながら製作した成果です。
木造建築のおもしろさ、少しは伝わったかな?