【どゼミ】これからの木造建築構造を考える
木造建築の新しいかたち(その120)木質構造に関する住育の取り組み
実務者のスキルアップをする住育:専門技術者研修「これからの木造建築構造を考える」を開催しました。この一連の研修は、講師の方に話題提供として御講演いただき、これからの木造建築に関して参加者皆さんとともに議論する内容となっています。土曜セミナー「どゼミ」として、土曜日に開催しています。
第1回・第2回連続研修として、中川貴文 氏(京都大学 准教授)を招いて、『WallStat』について御講演いただきました。WallStatの開発経緯に関連する実大振動実験などについて御紹介いただきながら、WallStatに関する現状や課題などをお話しいただきました。時刻歴応答解析を行うことで、建物の倒壊に至る状況をシミュレーションすることができるようになります。
アカデミーでは授業でWallStatを利用していますので、学生も興味を持って建築実務者に交じって参加しました。
後半のディスカッションでは、質疑応答やコメントなども非常に多く、盛り上がった専門技術者研修となりました。
尚、次回以降の予定は以下の通りです。御都合の宜しい方は是非ご参加ください。
第3回 令和 元年7月13日(土)午前 『岐阜県産材利用推進へ向けて ~川上から川下へ』
林業:池戸秀隆 氏(岐阜県立森林文化アカデミー 教授)
流通:増田学 氏(岐阜県 林政部 県産材流通課 加工流通係長)
建築:辻充孝 氏(岐阜県立森林文化アカデミー 准教授)
第4回 令和 元年7月13日(土)午後 『良質ストック・木造建築の推進に向けて』
山崎真理子 氏(名古屋大学大学院 准教授)
第5回 令和 元年8月31日(土)午前 『木質ラーメン構造の開発について』
瀧本実 氏(有限会社ライン工業 代表取締役)
第6回 令和 元年8月31日(土)午後 『地域材利用推進へ向けた木材・木造建築の取り組み』
青木謙治 氏(東京大学大学院 准教授)
教授 小原 勝彦