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2019年05月21日(火)

【岐阜県産材輸出へ向けた取り組み】韓国の建築実務者向け研修の実施

木造建築の新しいかたち(その117)木質構造に関する住育の取り組み

令和元年5月16日(金)~5月18日(土)にかけて、韓国技術者研修会を岐阜県(担当:林政部 県産材流通課)が開催しました。この研修会は、韓国内で軸組住宅に携わる建築士などの技術者が、日本式木造軸組住宅の建築技術や知識を習得することができるように、(社)韓国木造建築技術協会からの依頼で開催されています。

◆ 5月16日は、各務原市の岐阜木材工業団地にあります親和木材工業株式会社さん(岐阜県森林技術開発・普及コンソーシアム 会員)の視察を行いました。この模様はNHK NEWS WEB(下記)を御覧ください。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20190516/3080001675.html

 

◆ 5月17日は、住宅の建築現場の視察、住宅モデルハウスの視察などを行いました。

恵那市にあります協同組合東濃地域木材流通センター(キーポイント)さん、金子建築工業株式会社さん(岐阜県森林技術開発・普及コンソーシアム 会員)のモデルハウスにて、講義「木造軸組構法による建築の可能性」について、お話しさせていただきました。

◆ 5月18日は、協同組合東濃地域木材流通センター(キーポイント)さんの特別市(新元号記念特別市)を視察しました。韓国の実務者の方も特別市に参加し、岐阜県産材を数立米ほど購入していました。

私は数年前から韓国技術者研修のお手伝いをさせていただいておりますが、韓国の建築実務者の方々には毎年岐阜県産材を利用していただいています。徐々にではありますが、そのボリュームも増加しつつあります。

韓国内でも木造軸組構法は建設され始めている状況ですので、韓国での岐阜県産材の利用促進へ向けて、技術的サポートを続けていこうと考えております。

 

教授  小原 勝彦