さじフェスカウントダウン スプーン材料が勢揃い!
いよいよ今週末に迫った「さじフェス2019〜木の匙と杓子の祭典〜」。
実行委員たちは学内と美濃加茂市内の里山で、スプーン作りの材料となる樹の収穫を行いました。今回、実行委員にはクリエーター科林業専攻の学生たちがいて、大活躍してくれています。木工を学ぶ学生と林業を学ぶ学生が一緒にプロジェクトを実行できるのが、森林文化アカデミーの大きな魅力です。
今回、スプーンづくりのために選んだ樹木です。写真上から、ソヨゴ、ヌルデ、サカキ、アオハダ、リョウブ、ホオノキ、クリ、アラカシ。他にヤマザクラもあります。それぞれに個性があり、削る感触が異なります。林業の現場では、これらはまとめて「ザツ(雑木のこと)」と扱われてしまうのですが、このような樹木にも個性があり価値があることを体験できるのも、アカデミーならではの貴重な学びかも知れません。
彼らは参加者たちが使う削り台も作ってくれました。これまでも多少の削り台はあったのですが、一度に50人の参加者が削るため、大量に作り足しました。材はアカデミー演習林のスギです。
かわいらしい取っ手もつけて、できあがり。「みなさんの参加をお待ちしております!」
久津輪 雅(木工・准教授)