栗原村の賃貸実験住宅
二棟並びの温熱実験住宅です。同じ間取りですが断熱性能が異なります。居住者の方に協力いただきエネルギー消費量の変化を調べています。
第六回地域住宅計画賞奨励賞 自立循環型住宅部門(地域住宅計画推進協議会)2011年
棟並びの賃貸戸建て住宅を計画するにあたり、同じ間取りで異なる建物仕様の住宅を隣接させて計画し、1棟は工務店の標準仕様、もう1棟は高性能仕様として計画しました。
同じ間取りで、日照条件も同程度のため、自然状態の性能による比較ができるほか、賃貸住宅という特性上、入居者が変化した場合に家族構成や、ライフスタイルの変化を同じ建物で比較することができます。
使用材料は、建築主、工務店のこだわりで、極力自然素材を利用しています。この住まいに入居する方々も、建築主の考え方に賛同される方を対象に、建物の計画や性能をある程度理解したうえで、温熱環境や、消費エネルギー量などの実測などの協力も条件となっています。