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2019年02月18日(月)

森と川が教室!看護大学「森林文化体験セミナー」

毎年、岐阜県立看護大学の授業をアカデミー講師陣がオムニバス形式で担当している「森林文化体験セミナー」を今年も実施しました。

里山の知恵、自然体験、林業、木工、木造建築について実習を通して学んでもらう講座です。看護師になる学生さんたちにとって異色ともいえるカリキュラム。でも毎年人気の授業なんだとか。。ありがたいことですね。

私ナバの担当は、毎年自然体験。森の空間が持つ可能性や、身近な自然でできる体験、参加者主体のゆっくりと流れる時間、そしてシンプルな方法で「楽しく」過ごすことを通して、将来病院の看護師や小学校の保健室の先生になるという学生さんたちに何かしらのヒントをつかんでもらえたらと思って実施しています。

今年はその「森林空間」のエリアを、今までのアカデミーの演習林のエリアからさらに広げ、アカデミーの近くを流れる長良川にまで広げました。川は森があってこそ生まれ、川から海へと水が流れ循環していくからこそ森が育まれています。

集まった30人と一緒にいつものように簡単なアイスブレイクをした後は、早速森へ。いつも見ている葉っぱも、視点を変えるだけで色々なものが見えて来ます。

お昼ご飯の後はいよいよ川へ。裸足になり、石の感触、砂の感触を体感します。河原に暮らす生き物の観察をしたり、童心に還って遊んでみたり、シンプルな遊びに熱中してみたり。。。。

中でも「石たて」にはみんなハマってました。まあるい河原の石を、別の石の上に縦方向にバランスを取りながら立ててみる。というシンプルな体験ですが、これがまた「石と語る」には最高の体験。初めは「無理でしょ!」なんて言ってた学生たちも、一度成功すると次々とチャレンジ。まあるい石もどこかに重心があってバランスが悪くても土台の石との相性によってちゃんとバランスが取れるんです。まるで人間みたいですよね。もしかしたら「石ではなく、“医師”と語る」時にも使えるスキルかもしれませんね。。おあとがよろしいようで。。

広い空の下、ゆったりと流れる長良川のほとりで裸足になって体験したこの時間。森と川とのつながり、森と自分とのつながり、視点を変える楽しさ、などなど各自がそれぞれなりの気づきや学びを得てもらえていたら幸いです。

また来年も森でお会いしましょう。

なんちゃって先生 萩原ナバ裕作