教員お気に入りのアイテム11:「どこでもいっしょのメモパッド」辻 充孝
教員お気に入りのアイテム11:「どこでもいっしょのメモパッド」
紹介している教員:辻充孝
私のお気に入りアイテムは、いつも胸ポケットにしまっている「メモパッド」です。
革を二つに折って、小さいノートが仕込まれたシンプルなものですが非常に使い勝手がいいのです。
急なメモを取りたいときは、スマホではなくこちらを使います。さっと取り出してパパッとメモする。これに勝るスピード感はなかなか出ません。
10年近く、毎日のように財布や家の鍵と一緒に必ず身に着ける習慣になっています。
さて、このメモパッド、ただのノートと思ってはいけません。
実はミシン目が各ページについていて一枚づつ切り離せます。なんだ、そんなことかと思われた方。実はすごい使い道があるのです。
なんと、切り離すとちょうど一般的な名刺サイズ。これで、うっかり名刺を忘れたときでも、手書きで書いて渡すことができます。しかも、普通の名刺ホルダーに整理してもらえます。これが大切で大きさが違っていると補完が面倒で捨てられる可能性が高まります。
建築関係の業界では(それ以外でも同じと思いますが)人の繋がりが、非常に大切で、何かのきっかけで思い出してもらって、アッと驚く仕事につながったり、あの場で手書きで書いて渡したなとい方はずっと覚えていたりと、効果も十分です。と言っても実際に活用したのは両手で数えるほど。私の手書き名刺は貴重品です。
さらに簡単なカスタマイズを施して使用しています。それは、ノートの背表紙の内側に貼り付けた付箋です。
これは私のクセなのですが、いろいろ本を読んだ時に、これは大切だとか、後でもう一度見直さないとと思ったページに貼り付けます。本の角を折るのはなんか痛めているようで嫌なんです。
そうやって読み終わって、付箋がいっぱいある本は、知らない知識や有益な情報がたくさんあった非常にいい時間だったなという満足感があります。
再度読み直して咀嚼できると付箋をはがしていきます。これも一つの楽しみ。講習会や読書の友としても非常に有効なメモパッドです。
さて、便利なメモパッドですが気になるのはノートが特殊なの?というものでしょう。これはツバメノートのシリーズで、それほど難しくなく手に入ります。
表紙もかわいいイラストで、使い終わった後も自分の歴史コレクションとして棚に並んでいます。
最後に、お供のボールペンにも触れておきます。ドイツ ラミー社のLAMY2000の4色ボールペン。
細い本体に4色ペンは非常にスマートです。向きを合わせて押すだけで色の切り替えができるのも魅力です。こちらも古株で、割れたところを補修しながら使っています。
ただ、標準のインク芯は、すこし野暮ったい書き味のため、中身をUNIのJetstream の替え芯に変更しています。滑らかな書き味で書くのが楽しくなります。
このように、自分の使いやすいようにカスタマイズして使うのは道具の楽しみの一つです。
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