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2018年11月15日(木)

【非住宅プロジェクト】非住宅木造建築物の視察

木造建築の新しいかたち(その110)木質構造に関する住育の取り組み

専門技術者研修やコンソーシアムさん、ロッテンブルク大学との連携などでも、私の方で取り組んでいるテーマの一つとしています「非住宅木造建築物」について、長野県上伊那郡にあります北沢建築さんに伺いました。

北沢建築さんの加工場は、意匠設計がMs建築設計事務所・三澤文子氏(森林文化アカデミー名誉客員教授)、構造設計が稲山正弘氏(東京大学教授)によるもので、建築関係の方々には有名な建物かと思います。


一般の方々にとっては、「LEXUS NEW HS250h」の撮影や、乃木坂46さんの「シンクロニシティ」のミュージックビデオの撮影などで利用された建物として有名かと思います。

その加工場と、その横にある「欅ガルテン」(本社分室、モデルハウス)の視察をさせていただきました。

この欅ガルテンは、アカデミープロジェクトとして学生ともども構造検討をお手伝いさせていただきました。

 

稲山先生は私の構造設計実務の師匠(私が学生の頃、稲山先生の事務所で構造設計のアルバイトをさせていただいておりました。)です。

師弟で隣の建物の構造設計に関われたことは当時感慨深いものがあります。

 

昔の話はさておき、実は私、これらの建物が竣工してから北沢建築さんにお伺いするのは初めてで、北沢さんに施設案内をしていただきながら、着工から竣工そして竣工以後の後日談をあれやこれやのお話を伺いました。

いずれにしましても、加工場も欅ガルテンも、多くの方々に愛されている建物だなぁと感じました。

 

また、この北沢建築さんの建物の様に、一般の方にも普通に知っていただけるような木造建築物が今後増えていくといいと考えています。

そして、木造建築のすばらしさも広く知っていただける機会になると思います。

准教授  小原 勝彦