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2018年10月19日(金)

ドイツ・サマーセミナー2018報告1

アカデミーと協定を結んでいるドイツのロッテンブルク林業単科大学が開催するサマーセミナーも今年で5年目になりました。このサマーセミナーには、同様に連携している鹿児島大学・岩手大学・信州大学・愛媛大学・宮崎大学・慶応義塾大学からも学生と引率の教員が参加し、9月16日から25日までの10日間の日程で行われました。森林文化アカデミーからの参加者は学生3人/教員1人、他大学を含めると学生44名/教員12名の参加となりました。

9/16(1日目) 林冠ウォーク(Tree Top Walking Path)

第一日目、フランクフルト中央駅に9時30分集合し、今回のサマーセミナーは始まりました。

 

素晴らしい晴天の下、総勢56名が中央駅に集合しました

 

バスで南下し、シュトゥットガルトの北、バード・ヴィルトバード市の黒い森のゾンマーベルク高原にある林冠ウォークを体験できる施設、「Baum wipfel pfad(Schwarzwald)」に向かいました。ここは温泉保養地として有名で、110年の歴史を持つ登山鉄道が街と森を結んでいます。近隣で温泉地として有名なバーデン=バーデンを意識して再開発したそうです。

 

バード・ヴィルトバード市の案内地図です

2011年に全面改装されたそうで、明るい現代的な乗り物です

Baum wipfel pfad(Schwarzwald)の入り口。入場料は大人10ユーロ

 

林冠ウォーク、ビュータワー、ワイルド・ライン(吊橋)を中心に、環境教育的要素を含め、子供から大人まで楽しくドイツの黒い森を散策できる民間のレジャー施設だそうです。このような施設が商業的に運営される背景には、普通のドイツ人の環境意識の高さにあると思いました。原発の対応を含め、日本人以上に、地球環境を考える事はクールでカッコいいという感覚があるような気がします。年間パスもあり、ドイツ人のリピーターが多いのではないかと思いました。晴天にも恵まれ、非常に気持ちの良い施設であった。

 

意外と簡単に作られていて、強度が十分にあるのか少し不安になりました

子供達は目を輝かせて、真剣に学んでいます

スリルを味わう所もあり、飽きないように工夫されています

遊びながら生物の生態や黒い森の環境ついて学んでいます

今年は、マツ以外の実の生り年だそうで、モミがたくさん実をつけていました

斬新な尖ったデザインですが、地震国の日本では無理なのではないでしょうか

素晴らしい眺望です。大勢の観光客が来ていました

どこでも子供達は大喜びで環境教育の施設で遊んでいました

長さ380m、高さ60mのワイルド・ライン。このような吊橋は世界中で流行っています

 

初日の林冠ウォークを終え、ロッテンブルグ近郊の修道院(Liebfrauenhohe)に到着し、これから10日間に渡るサマーセミナーの授業が始まりました。

 

私達、学生の宿舎は簡素ですが、ドイツらしい美しい場所にありました

 

クリエーター科1年 林業専攻:元村