ドイツ・サマーセミナー2018報告1
アカデミーと協定を結んでいるドイツのロッテンブルク林業単科大学が開催するサマーセミナーも今年で5年目になりました。このサマーセミナーには、同様に連携している鹿児島大学・岩手大学・信州大学・愛媛大学・宮崎大学・慶応義塾大学からも学生と引率の教員が参加し、9月16日から25日までの10日間の日程で行われました。森林文化アカデミーからの参加者は学生3人/教員1人、他大学を含めると学生44名/教員12名の参加となりました。
9/16(1日目) 林冠ウォーク(Tree Top Walking Path)
第一日目、フランクフルト中央駅に9時30分集合し、今回のサマーセミナーは始まりました。
バスで南下し、シュトゥットガルトの北、バード・ヴィルトバード市の黒い森のゾンマーベルク高原にある林冠ウォークを体験できる施設、「Baum wipfel pfad(Schwarzwald)」に向かいました。ここは温泉保養地として有名で、110年の歴史を持つ登山鉄道が街と森を結んでいます。近隣で温泉地として有名なバーデン=バーデンを意識して再開発したそうです。
林冠ウォーク、ビュータワー、ワイルド・ライン(吊橋)を中心に、環境教育的要素を含め、子供から大人まで楽しくドイツの黒い森を散策できる民間のレジャー施設だそうです。このような施設が商業的に運営される背景には、普通のドイツ人の環境意識の高さにあると思いました。原発の対応を含め、日本人以上に、地球環境を考える事はクールでカッコいいという感覚があるような気がします。年間パスもあり、ドイツ人のリピーターが多いのではないかと思いました。晴天にも恵まれ、非常に気持ちの良い施設であった。
初日の林冠ウォークを終え、ロッテンブルグ近郊の修道院(Liebfrauenhohe)に到着し、これから10日間に渡るサマーセミナーの授業が始まりました。
クリエーター科1年 林業専攻:元村