広葉樹の森づくり第３回研修会を開催

平成３０年１０月１７日(水)、郡上市白鳥町六ノ里地内の広葉樹林において、４回コースの広葉樹の森づくり第３回研修会を開催しました。研修受講生１４名と講師等４名の１８名で実施しました。

最初に人工林スギ伐採跡地に広葉樹を植栽し、ニホンシカ等の食害にあったことから、補植してツリーシェルターで囲った造林地の施工状況、その後の生育状況等を確認、調査しました。

前回研修は降雨でしたが、今回は雨が降らなかったことから樹木図鑑も広げて同定に取組むことができました。受講生は同定の積み重ねが重要と認識していました。

次に、広葉樹林を斬伐し、広葉樹の天然下種更新に取組んだ事業地を踏査することができたことから、笹生い地対策、受光伐等の取組みを確認することができ、林内の状況等が、広葉樹の施業技術の習得の参考となり、受講生は関心・知識を持つことができました。

昼食休憩を挟んで、森林の生態学的な見方、広葉樹林の施業技術、広葉樹の同定について講義が展開され、皆伐跡地への広葉樹植栽地の生長状況、広葉樹間伐区（受光伐）、群状間伐区の状況を「更新目標樹種別の事業地」毎に比較検討することができ、ササ刈りや下種伐後の状況も確認することができました。同定も樹木図鑑を活用しながら検索し、群状間伐区では幼稚樹の同定も含めて学習していました。

次回は、４回コースの４回目として下呂市萩原町四美において、落葉した広葉樹の同定を含めて演習する予定です。