林木育種・育苗2018第8回

昨日，記録的な強さの台風21号が日本列島を通過していきました。本学でもその影響で学内の木々の枝が折れていたり，ドングリやクリなどが散乱していました。他の先生の話を聞くと，演習林でも木が倒れたそうです。今日は「林木育種・育苗」の授業日であったので，エンジニア科1年生の学生らと苗畑を見に行ったところ，大惨事が…。柵の一角が破損し，当年生実生にかけてあった寒冷紗とその骨組みがバラバラになっていました。

前回，柵がイノシシに壊された時は私一人での復旧作業になってしまったのですが，今回は幸いにも授業日だったので，人手はたくさんあります。早速，指示を出し，手分けして作業に取り掛かることにしました。

寒冷紗の復旧後の様子。丁寧な作業のおかげで，前よりもシャキッとなりました

寒冷紗の方は，演習林でササを調達してきてもらい，元通りに組み直してもらいました。一度作業を経験しているおかげで，前よりも少し良いものができたと思います。

黒く見えるのが古い材で，白く見えるのが今回の新しい材になります。古い材も再度組み直しているため，実際に破損していた部分は見た目よりも広いのです

柵の方は，学内の製材所から出た端材を調達してきて，杭をつくり，板を組み直して復旧することができました。こちらも実に良い仕事です。

無事，両方共，授業時間内に完了することができました。やっぱり人手が多いと作業は早いです。入学して半年が経ち，キャンプも経験して，チームワークも良くなってきているので尚更です。エンジニア科1年生の皆さん，暑い中お疲れ様でした。明日からは2日間，中津川での宿泊野外実習となります。楽しんできてくださいね。

教員：玉木