汗と涙の大工合宿(後編)自力建設2018「森のいちだんらく」
自力建設に夏休みなし!
ということで、毎年恒例の大工合宿が8月1日から8日まで猛暑の中行われました。参加した学生20名&教員の汗と涙の奮闘の様子の、後編です。
前半の模様は8月15日のアカデミーブログをご覧ください。
大工合宿後半では、合宿所にて引き続き、構造材の刻み作業をする班と、アカデミーに現存する、「桂の湯殿」改修班に分かれて作業をおこないました。
合宿所では、今回最も加工が難しい梁作成作業が続きます。
これでいいのか?いや、こうだろう?・・・何度も検討し、その都度修正を重ねる。
期限迫る中、完成に向けて、一進一退の攻防です。
なんとか間に合い、出来た材をトラックに乗せます。
大工合宿最終日に、アカデミーで仮組みを行うためです。
場所は変わり、こちらはアカデミーに現存する「桂の湯殿改修」組。
今回の計画では、一部室内化をするため、まずは改修部分の解体から。
どんどん解体していきます。
解体が終われば、形状に合わせて木パネルを貼り、断熱材を貼り、室内化させていきます。
また室内化に伴い、屋根も増設します。
八角形という複雑な屋根形状に対して、更に屋根を1枚追加するという高難易度。
大工さんの指導の基、テキパキと進めていきます。
・・・それにしても屋根の上はアツウウウい!!
外気温40度前後のため、屋根の上は熱せられたフライパン状態。
こんがりと調理されながらの作業に、汗が止まりません。
大工合宿最終日では、仮組みを行いました。
各チームで作業した材が、上手く組み合わさるのか・・・緊張の一瞬です。
土台を組み、柱を建て、梁を組み込む・・・。
上手く柱が入らない!梁が入らない!なんか隙間がある!
その場その場で修正しながら、なんとか仮組みが終わりました。(ホッと一安心・・・。)
皆で作業したパーツが組み上がるのは嬉しいものですね。
仮組みの日を以て、長かったようで短かった大工合宿が終わりました。
参加いただきましたアカデミー生の皆様、ありがとうございました。
また今回ご指導いただきました、東濃ひのき製品流通協同組合の皆様ありがとうございました。
次回は、実際の現場で組み上げていく「建て方」の日にまた、皆様のご協力のほど
よろしくお願いいたします。
レッツ ビルディング!!!
木造建築専攻 1年 代表設計者兼棟梁 牧原一樹