幅はぎ接着ACパネルの製造
自力建設で使用する部材の加工を進めています。
自力建設で使う木材は、アカデミー演習林の木を使用しています。
先輩が伐採・製材・乾燥した木材を、後輩が使う・・・これを毎年繰り返しています。
自力建設で使う材料は、年によって、通常の柱材であったり、断面の大きな梁材であったり、丸太であったり様々です。今年は、壁、屋根、床と広く板材を使います。市販の合板ではなく、幅の狭い板を幅はぎして(幅方向に接着して)板を製造しています。「ACパネル」と呼んでいます。
3mや4mの長いパネルも可能ですが、長い板では反りや曲りが顕著に表れるので、2mの方が接着手間はかかりますが、歩留よく製造できます。
接着面の直角を出してから、幅決めをします。
クリエータ科1年生木造建築専攻生とエンジニア科2年生の林産業コースの混成チームですが、協調して作業をすすめています。
暑い時期では接着剤の硬化も早く、時間との戦いです。仕事の流れがわかってくると、材のとりまわし、接着の手順、人間の配置の位置などを考え工夫するようになり、より効率的に作業ができるようになってきます。
幅はぎ専用のプレスではないため、少々テクニックが要ります。
さて、うまく接着できたでしょうか?