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2018年07月13日(金)

どれだけ木が見分けられるようになったかな?〜en1「樹木の同定」~

森林文化アカデミーではエンジニア科、クリエーター科ともに、樹木について学ぶ授業が1年生に設定されています。エンジニア科では「樹木の同定」という授業で4月から7月にかけて90種の樹木の名前、分類、生態、利用方法などについて、実物を観察しながら学んできました。

そして7/9の最後の授業では、どれだけ自分たちで樹木を見分けられるか、試験を行いました。授業で習った90種の樹種の枝葉を見て、回答用紙に名前を書いていきます。さあどれだけ樹木の顔がわかるようになったでしょうか?

樹木試験の様子

授業で学んできた90樹種の枝が並んでいます。

試験問題には触るとかぶれるようなウルシ類も並んでいます。現場で危険を避けるためにも知っておかなければならない樹木ですので、これまでの授業で学んで覚えているはず。試験中に分からずに触ってしまったとしても、自己責任です。

考えている様子

これまで学んだことを思い出して、考えています。

考えている様子

その表情は真剣そのもの。頑張れ

今回の試験ではパーフェクトの回答の人はいませんでしたが、最高で87種の樹種名を答えることができた人が一人いました。それ以外にも80種以上正答した人が2名いました。60種以上正答した人が半数以上いましたので、まずまずの成績だと思います。

今後はこれまでに身につけた樹種を足がかりに、他の樹木についても自ら学んでいってほしいと思います。また一度覚えたものも復習をしないと忘れてしまいます。森林や身近な自然に入るたびに、身の回りの樹木(だけでなく他の様々なものも)に気を留めて、「これは何だったかな?」、「これは見たことないな、何の仲間だろう」と考えるようにしてください。そうすれば自分の知識に深みが増し、視野も広がり、足元の自然の見え方も変わってくると思います。これからも頑張りましょう!(教員 津田格)