『材価を稼げ』造材のポイントを考えよ!
エンジニア科林業コース2年生とクリエーター科林業専攻2年生による高性能林業機械実習で演習林のスギとヒノキを伐採・スイングヤーダで集材・チェンソー造材して土場までの運搬する一連を実施しました。
演習林のスギは約60年、元玉の末口直径は40cmほどありました。
全幹集材したら直径、曲がりを勘案して、供販所に集荷すべき材か、アカデミーの製材に用いる材か、チップ用材かを判断し、造材寸法を考えます。これも現在の供販所の市場価格を学生自身が確認して、造材していく生きた教育を実践。 指導しているのは池戸先生と杉本先生です。
学生が造材したものの、木口面が出荷に適さない場合は、杉本先生が修正しました。
この木口面は少しひび割れが見られたので、欠点を取り除いて供販所に出荷するようです。
3ton積みフォワーダに原木を積み込むグラップル操作は、日下部くんにお任せ。
元口と末口を揃えること、樹皮を剥がさないように原木をつかみ載せること。
しかしグラップルの操作はそれほど簡単ではありません。力加減も微妙な操作が必要なので学校で失敗するだけして感覚を身につけ、卒業後は失敗することがないよう頑張っていました。
さて、本日は非常に蒸し暑く大変な実習でしたが、演習林では全員が協力してスギとヒノキの搬出を終えました。明日も暑いでしょうが頑張りましょう。
以上JIRIこと川尻秀樹の報告でした。