初めての模型製作で苦労しながら自力建設の敷地模型完成(エンジニア科 木造建築のプレゼンテーション)
エンジニア科林産業コースの「木造建築のプレゼンテーション」の授業で、自力建設のプレゼン助っ人も兼ねて、敷地模型を作りながら建築模型のスキルを学びました。
まずは、本番に入る前に簡単な模型の製作で、カッター技術に加え、小口をきれいに納める面取りの技術を修得します。
使う素材は段ボール。意外と素朴な質感で加工しやすく、私がよく使用する素材です。
六面体に一つの窓を開けて、きれいな10cmの立方体をつくります。意外と、きれいに窓をくりぬくのが難しく、面倒くさがるときれいに仕上がりません。
最初は、なかなか手間取っていましたが、慣れてくるとペース配分も読めてきて、完成していきます。
次に作ったのが、下屋がついた家型の模型です。窓の数が多くなり、屋根も斜めになります。最初に立体を意識して作っていかないと、出来上がるといがんでしまいます。
そして、いよいよ今回の自力建設周辺の敷地模型です。
応用問題のように、いろいろな作業が並行して進んでいきます。
今回は4つのグループに分かれて製作します。
①クリエーターが行った測量データをもとに、段ボールの厚みを考慮して等高線を描き、そこから敷地模型を作るグループ。
②隣接するアカデミーの校舎(図書館)を図面から読み取り製作するグループ
③車や人、樹木など、周辺環境を理解しやすくする小物パーツグループ
④自力建設で改修予定の8角形が2つ並んだ「桂の湯殿(シャワー室)」の建物を図面から製作するグループ
どのグループも頭を使いつつスムーズにいく流れを考えないといけません。
与えられた時間は半日×2日です。
初日で、概ね概要が完成しましたが、そこからの仕上げがなかなか大変。
なんとか時間内にほぼ完成。実際の見た目と同じような見え方になりました。
最後に、みんなで作った敷地模型を前に写真。精密な作業の連続で、少し疲れ気味?(笑)
この模型も見つつ、クリエーター科の自力建設がそろそろ形になってきています。
あと1週間後に迫ってきた今年の自力建設計画案はどうなるのか。
楽しみにしてください。
准教授 辻充孝