木漏れ日の中の測量(自力建設2018)
いよいよ本格始動となった2018年度の自力建設。
計画を始めるにあたりいろいろな条件を整理する必要があります。
「小規模建築物の計画1」の授業で、前半はGWに調べてきた給湯熱源の特徴の報告会。
調べてきた熱源は、バイオマス燃料として薪ボイラーとペレットボイラー、太陽熱温水器、ガス・灯油給湯機、電気ヒートポンプ給湯機と様々です。それぞれ、設置コスト、ランニングコスト、設置面積、燃料の時給性など、客観的な分析と特徴が各学生から報告がありました。
それぞれに一長一短があり悩みどころですが、どの熱源を選択するかもそれぞれが考えないといけません。
その後、5月の心地いい木漏れ日の中で敷地周辺の測量です。
6期生の自力建設「桂の湯殿」は、駐車場との高低差があり、建物に隣接して桂の樹が茂っています。10年前は小さかった桂もかなりの大木に成長しています。
今年自力建設で設計提案するのは木造建築専攻の4名。測量機械を操作する係り、記録係、邪魔な葉っぱをよける係りと役割分担して、順調に計測していきます。
桂の湯殿周辺に測量ポイントを設置しながら、状況をじっくり観察します。
左手に見える小さな桂の木は、2007年春の竣工式で植樹した桂の木です。ここまで大きくなっていました。
この敷地でどのような休憩室の提案が出てくるか楽しみです。
准教授 辻 充孝