自力建設2018 みんなできれいに塗装しました
2017年自力建設「里山獣肉学舎」は獣害対策実習で捕獲したシカやイノシシなどの野生動物を、食肉として解体する施設です。
建屋の中は腰壁にガルバリウム鋼板波板を張り、ジャバジャバと水で洗い流して掃除できる仕様にしています。腰壁から上は全て木の表しにのため、汚れ防止と保護の塗装をすることにしました。
塗料はオスモ&エーデル株式会社様よりサンプルを提供していただきました。しかも、刷毛、コテバケ、ウエス、バット、オスモキャップまで、塗装セット一式です!
今回塗ったのは「エキストラクリアー」。木に浸透し、木の素材感を損なわない深みのある仕上がりになります。しかも、撥水性があるので、汚れたら水拭きできれいにできます。今回の自力建設は里にある素朴な小屋のイメージでありながらも、掃除のしやすい施設にしたいので、もってこいです。主成分は、植物油(ひまわり油、大豆油、あざみ油)と植物性ワックスからできた自然塗料です。万が一、口に入っても健康を害さないため、今回のような食肉を扱う自力建設にも安心して使えます。
塗装作業の手伝いを募集したところ、新1年生のみなさんがたくさん参加してくれました。狭い建屋がにぎやかに、活気があふれました。
内部は、2月に看護大の学生さんが木造建築の体験実習に来られた時、サンドペーパーできれいにしていただいていたので、そのまま塗装しました。柱・梁・壁・建具と順調に塗り進み、塗料が余ったので、外部にも塗っていきました。既に雨風にさらされた部分は、汚れや木の風合いが落ちていたので、サンドペーパーで汚れを落として木地を整えてから、塗っていきました。
生き生きとした木の素材感が復活し、しっとりとしたきれいな建屋になりました。
この日は、たくさんの人が集まったので、ついでにとばかりに、山になった残土を運び出す土方作業までしてもらいました。着工時から約11ヶ月そのままだった残土の山がなくなり、建屋の周りがすっきりしました。
肉体労働の後はみんなで記念撮影。「オスモ」の合図で写真を撮ったので、ちょっと変わった口元の集合写真になりました。
お手伝いをして頂きました1年生のみなさん、フレッシュなマンパワーで一気に作業が進み、大変助かりました。ありがとうございました。
残すは洗い場と建屋をつなぐ土間コンクリートづくりです。手練でコンクリートをつくります。また、人海戦術で乗り切れたらと期待してます(笑)。