「森ママ森パパ」ついに誕生!
森林空間を利用して森のようちえんやプレーパーク、そして散策しているお父さんお母さんがもっともっと森や森で働く人(林業)たちと近づけたらいいなぁ、森と宝の山として見てもらえたらいいなぁという思いのもとにスタートした「森ママ森パパ養成講座」3回連続講座の最終回が2月10日(土)に開催されました。
講師は今回もアカデミーの原島せんせいと伊佐治せんせい。それに今回は林業を専攻する学生3名がサポートスタッフとして手伝ってくれました。
参加者7名(残念ながら3名欠席!)に対して講師&サポートスタッフ合わせて5名だなんてなんという贅沢な講座!さらに今回は、全員に防護服と防護ブーツ、ヘルメットと手袋のレンタルが!!こんなにゴージャスで手厚い研修が体験できるのもアカデミーならではですね。(防護服やブーツ、ヘルメットを貸してくださった支援センターの皆さん、本当にありがとうございました。)
まずは伊佐治せんせいから本日のお題の説明。丸太のベンチ作りです。チェンソーを使った様々な技法が使えるため、ぴったりの教材です。これをアレンジすればシーソーや遊具だって作れちゃいます。
そして単にチェンソーの話をするだけでなく、木材の性質などについても触れているから素晴らしい(自画自賛)。無機質な材料ではなく、「生きてる素材」である「木」を身近に感じる瞬間でもあります。
いよいよ防護服を着て、先月のおさらいです。エンジン始動とブレーキの練習、みなさん忘れちゃったかなぁと思いきやスムーズにできて感激!体に染み付いてましたね。
そして丸太に様々な方法で加工をしていきます。「チェンソーを横に持つなんて?でもこんな加工ができるんですね!」なんてコメントも。そうなんです、チェンソーって慣れると(そして安全に使えば)いろんなことができるんですね。
ちょっぴり緊張しつつも、ママさんパパさん、チェンソーや丸太とじっくりと対話しながら作品を仕上げていきます。
あっという間に1日が過ぎて、みなさん全員が1つずつ「丸太のベンチ」を完成!
そしてもちろん最後は、チェンソーのクリーニングも!
こうして「森ママ森パパ養成講座」の第1期生が誕生しました。
嬉しかったのが、参加者のお一人がこの講座をきっかけに身近なところでの意識が変わったことを聞けたこと。地元小学校に生えていた木を伐採することを聞いて、伐採した木をうまく活用できないか相談がありました。今まではそうした話を聞いていても特に気にならなかったのが、今回の講座がきっかけで「何かできないか」と考えるようになったそうです。生きている木と素材としての木がつながったんですね。。
他にも
「林業の現場で働いている人が気になるようになった」
「林業の人が何をしているのか、どんなに大変かがなんとなく分かるようになった」
「チェンソーで他にも色々作ってみたい」など
嬉しい言葉をいただきました。
ということで、初めての試みとして実施した「森ママ森パパ養成講座」
「森林空間利用者と林業をつなぐ」ことができたようです。万歳!
みなさん本当にありがとうございました。
なんちゃってせんせい
萩原ナバ裕作